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かき小屋のできるまで

2011年3月11日の東日本大震災により、宮城県石巻の沿岸は壊滅的な被害を受けました。

震災後、全国から多くのご支援やご協力をいただき、おかげ様で一部の浜ですが牡蠣の養殖を再開することができました。そして今シーズンの出荷もできるようになりました。
皆様のご支援に心より感謝申し上げます。

しかし、 加工場も震災の被害にあっているので、牡蠣剥きに利用できる加工場が限られています。11月から出荷が始まりましたが、例年よりも減少しているのが実情です。浜の元気を、漁師の元気を、地域の元気を取り戻すべくその一助になればいいなぁと「かき小屋」を作る計画が持ち上がりました。宮城県では松島のかき小屋が有名ですが、ここ石巻界隈には震災の前もかき小屋はありませんでしたので、「ぜひ石巻で、かき小屋をやりたい!」と思案模索していました。

そんな時に、協力してくださる方が現れました!

かき小屋で有名な九州の唐泊の皆さんです。
福岡市漁業協同組合唐泊支所はじめ、福岡市役所、現地の鉄工所など関係者の皆様からご協力をいただけることとなったのです。九州の唐泊とのご縁のきっかけは、震災後に株式会社アイリンクの立ち上げた「三陸牡蠣復興支援プロジェクト(http://www.sanriku-oysters.com/)にて、養殖ロープなどの支援資材調達の際に唐泊の皆さんにご尽力いただいた事でした。

実際に、かき小屋のプロジェクトが動き始まったのは1月下旬でしたので、このかき小屋は、非常に超スピードでの立ち上げとなりました。

1月26日 1月26日
漁協石巻湾支所にて打合せ
運営委員長やかき部会長など、漁協石巻湾支所の方々と打合せしながら、各自どんどん関係各所、業者などに電話して話を進めています。
かき小屋の場所もこの日決めることができました。
1月27日かき小屋予定地の清掃 1月27日
かき小屋予定地の清掃
打合せの翌日、寒さも厳しく時折雪が舞う天候の中でしたが漁業者がみんな集まってかき小屋の予定地を清掃しました。
思っていた以上にガレキや枯れ草などがあり大変な作業でしたが かき部会の皆さんみんなで一緒に頑張る気持ちで一杯です。
2月1日土盛工事 2月1日
土盛工事の開始
かき小屋の予定地の整地工事が始まりました。
土盛が始まったところです。 来週初めには、プレハブ、テント類を設置し、同時進行で水道工事、電気工事が入ります。わずか1週間ほどしかないなかで工事を引き受けてくださること本当にありがとうございます。
2月2日延縄の準備 2月1日
かき小屋用の牡蠣養殖施設
かき部会の皆さんが大きな浮き樽(フロート)を並べて延縄の準備をしているところです。かき小屋でお客様に食べていただく牡蠣を海の中で活かしておくための延縄なんです。
いわば、天然のいけすですね。
2月6日プレハブ設置 2月6日
プレハブとテントの設置
かき小屋で使用するプレハブが据え置かれました。そしてこれからテントを設置するところです。
使用するテントも漁協さんのもの。かき部会の有志の方々によるテント張りを行っています。
テントの側面には、防寒のためにシートが張られることになりました。
2月8日唐泊からご支援 2月8日
九州唐泊からのご支援
唐泊支所さんのご協力でご用意いただいた資材を積み込みこれから石巻へ出発するところです。資材は、かき小屋に必要なベンチ椅子、焼き台、炭、調味料にいたる小さな備品も全て準備していただきました。
本当にありがとうございます。渡波の生産者と2人交代で往復3100kmの道のりを走りました。
2月9日 2月13日
準備も最終段階へ
細かな備品なども入り、準備が進んできています。
12日から2日間、生産者代表の4名は福岡へ行き唐泊のかき小屋を見学させていただいてきました。唐泊のかき小屋の規模とたくさんのお客さんの熱気には圧倒されるばかりでしたが、石巻のかき小屋も元気と熱気では負けないようにがんばりたいと思います。
2月15日 唐泊からの助っ人 2月15日
唐泊からの助っ人参上!
明日のプレオープンを控えて、頼もしい助っ人が石巻に来てくださいました。福岡市漁業協同組合唐泊支所の岩城支所長さんと福岡市役所の岡隆司さんです。唐泊のかき小屋のノウハウを惜しげもなく教えてくださることに感謝です。
いよいよ明日はプレオープン!待ち遠しいですね。
2月16日 プレオープン 式典の様子 2月16日
オープニングセレモニー
石巻市長や県漁協会長などご来賓の方々をお迎えし、滞りなく式を終えることが出来ました。
いよいよ、みんなのかき小屋が立ち上がります。
この三陸において、新たな販売方法、新たな殻付き牡蠣の食のスタイルを提案する今回のかき小屋、まさに、これから出航です!

石巻に行くとき、「かき小屋に行くのは当たり前でしょ」ってなるほど、この日本一、いや世界一の種牡蠣産地である万石浦と、その万石浦を望む「かき小屋渡波」が、一般的に広がることを、心から望んでいます。

すべては、牡蠣好きなお客様の笑顔と、牡蠣生産者の笑顔のために。

皆さんのお越しを心よりお待ちしています!一緒に元気になりましょう!

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